テニス肘
最近、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の相談が多くなっています。
テニス肘とはテニスのプレーによって、しばしばおこる肘の外側・内側の腱鞘炎です。
テニスを経験された方は聞き覚えがあるのではないでしょうか。
また、そういう経験のある方もいることでしょう。
緊急事態宣言でテニスコートも使えない状況のなか、
なぜ相談や治療が増えているのでしょうか。
それは、自宅での時間が増え、
片付けや断捨離などで整理整頓が増えたことが原因です。
テニス肘とは正式な病名ではなく、テニスプレーヤーに多いことから、
俗称として親しまれてきました。
正式名称は上腕骨上顆炎(内側型・外側型)です。
腱鞘炎(けんしょうえん)なので、使い過ぎが原因です。
物を持ったり、掴んだり、雑巾しぼりや叩き作業。
そう考えると、心当たりもありますよね?
普段使わない筋肉を繰り返し使うことで、筋肉が疲労を起こし、
その末端である腱やその付着部に炎症をおこすのです。
超音波を用いたエコー検査にて簡単に確定診断できます。
「なんだ、腱鞘炎か……」
今、そう思いましたか?
肘の腱鞘炎を甘く見てはいけません。
その炎症は放置した場合、治ることが少なく、
放置されることで炎症がよりひどくなり、
治療期間が長くなることもあるのです。
治療に2~6カ月かかることもあります。
逆に言えば、早期に発見し、早期に処置を施せば、
直ぐに良くなるということです。
些細な痛みも放置せず、一度、私たち専門家に拝見させて頂けることをおすすめします。
▲超音波エコー画像、手技による正確な診断が可能
レントゲンでは、わずかではありますが放射能の影響もがありますが
超音波エコー画像は、身体に無害であり、痛みもなく
何度でも検査を行うことができ
運動器構成体(筋・腱・血管・神経等) の正確な診断ができます。
こはく整骨院 野田雄介